著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

26日のビットコイン(BTC)対円相場は277,165円(3.86%)安の6,902,838円と反落し、週明け25日の上げ幅を帳消しにした。

節目の64,000ドル(≒730万円)に接近した前日のBTC相場だったが、この日は高値警戒感から動意に欠ける展開となり、テスラの決算報告書でビットコイン決済の受け入れ再開の可能性が示唆されるも、63,000ドル(≒718万円)絡みで上値を抑えられ、東京時間からNY序盤までジリ安に終始。中盤からは、Altairアップデート(イーサリアム2.0の主ネットワークとなるビーコンチェーンのアップデート)を控えたイーサリアムのETHが最高値更新をトライするも4,300ドルで跳ね返されると、追随した主要アルトも軒並み急反落し、BTCも連れ安で一段安。一時的に60,000ドル(≒684.5万円)を割り込むも、終値では同水準を死守した。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

順調に戻りを試していたBTCだが、昨日は出鼻を折られる形となった。先週後半から相場は60,000ドル割れを複数回試すも、終値では同水準を維持し続けているが、終値で60,000ドル割れとなれば下値を模索する展開に注意を要するだろう。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。