著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

22日のビットコイン(BTC)対円相場は19,979円(1.49%)高の1,359,270円と6日続伸し、昨年7月ぶりに終値で130万円台後半を奪回した。対ドルでは、心理的節目の13,000ドルの回復目前となっている。

前日NY時間のペイパル暗号資産(仮想通貨)支払いサービス開始の発表で急伸した相場は、この日の東京時間に利益確定の売りに見舞われ、前日高値の1,383,999円から4%押すも、XRP、イーサリアム(ETH)、ビットコインキャッシュ(BCC)、ライトコイン(LTC)を筆頭にアルトコインに買いが循環したことも支えとなり、132万円台で下げ止まり底堅く推移。欧州時間に入るとユーロが対ドルで下げ足を速めたが、独自材料(ペイパル)が意識されたかBTCは復調し、NY時間からは上昇一色で前日高値を目指す展開となった。足元では、高値警戒感から節目13,200ドル(≒138.5万円)を背にやや売り優勢となっている。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。