著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

13日のビットコイン(BTC)対円相場は9,704円(0.8%)安の1,206,291円と、7日ぶりに反落。相場が6日連続で上昇したのは、実に約半年ぶりだった。

東京時間のこの日の相場は、一部アルトコインの売りにつられるも、ビットコインキャッシュ(BCC)に買いが入ったことでBTCは121万円周辺での綱引きに終始したが、NY時間序盤にドル高が進行し金相場が下げ足を速めると、BTCも追随して一時は120万円を割り込んだ。一方、終盤からは本日イベントを控えるXRPや、前日に買いが集まったイーサリアム(ETH)等、主要アルトコインが切り返し、BTCは終値で120万円を死守した。

やはり英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)の通商交渉を巡ってユーロが弱含んでおり、対ドルでの下落がドルインデックスの上昇に拍車を掛けると共に、金相場の重石となっている。本日からはリップル社主催のSWELLも開催され、XRPの「SWELL下げ」による目先のセンチメント悪化には注意したい。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

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