著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

11日のビットコイン(BTC)対円相場は56,381円(0.92%)高の6,169,163円と、心理的節目の600万円周辺で下げ止まりの様相を呈した。

前日は米市場でのリスクオフが波及する形で、ビットコインは640万円周辺から下落し、46万円の史上最高値を記録したイーサリアムのイーサ(ETH)の反動安やアジアの株式市場の下落も重なり、東京市場のビットコインは600万円割れを試す展開となった。しかし、アルトコインを物色する動きはこの日も続き、ETHが東京時間の引けにかけて下げ幅を取り戻すとビットコインも下げ止まった。米時間に入るとアルト高に一層と拍車が掛かり、ビットコインは米株の下落に連れることなくジリ高で610万円台後半に戻したが、対ドルで1時間足の200本平均線が走る57,000ドル(≒619万円)で上げ止まっている。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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