著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

30日のビットコイン(BTC)対円相場は156,995円(2.48%)高の6,474,996円と五日続伸し、今月20日ぶりに640万円台を回復。週足では、直近2週間の下げ幅を奪回している。

東京時間のこの日の相場は、対ドル2月高値水準の640万円がレジスタンスとなり、630万円周辺でジリ安となるも、57,000ドル水準(≒628万円)で押し目買いが入り反発。その後、米オンライン決済大手のペイパルが暗号資産(仮想通貨)決済サービスを開始したとロイターが報じ、相場は640万円台に乗せ、シカゴマーケンタイル取引所(CME)が1枚0.1BTC単位のマイクロ・ビットコイン先物の上場計画を発表すると、650万円にタッチした。

その後は米株が小甘く推移するのを眺め、NY時間の取引でBTC相場は一時644万円周辺まで押したが、ドル円相場の急上昇により円換算した対ドル2月高値が同水準まで引き上がり、644万円が相場のサポートに転じ、足元、相場は高止まりしている格好だ。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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