著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

24日のビットコイン(BTC)対円相場は183,910円(3.54%)高の5,381,500円と3日続伸。相場は昨年末の終値、5,324,975円を上回り、年次でプラス圏に回復した。

東京時間のこの日のBTC相場は、対ドルで43,000ドル水準となる526万円を目指し上値を試すも、海外時間に入ると失速。一方、米時間に入ると、米国がロシア中銀の金(ゴールド)取引を禁止したことで金相場が急伸、米3月PMIの上振れとコスト上昇によるインフレ懸念再燃、ブラックロックがウクライナでの戦争がビットコイン普及を加速させると指摘、さらに、今週株主総会を開いたNvidiaが米株指数を押し上げるなど、材料目白押しとなり米市場中盤には44,000ドル水準となる538万円を突破し540万円台にタッチした。

その後は、シカゴ地区連銀のエバンズ総裁とミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁らからタカ派的な発言が相次いだこともあり、44,000ドル周辺の水準で相場は上値を抑えられている。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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