著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
16日のビットコイン(BTC)対円相場は115,882円(1.9%)高の6,207,508円と反発。
東京時間のこの日の相場は下に往って来い。前日終値が1時間足の200本移動平均線(MA)を割り込むと、序盤から売りが膨らみ610万円から584万円まで一段安となったが、XRP保有者に対しエアドロップされる、フレアネットワークのスパーク・トークンの価格上昇を背景にXRP需要が高まり、ビットコインも連れ高で下げ幅を奪回した。欧州時間からは、1時間足の200MA付近で戻り売りが入るも、コインベースでの上場が決まったカルダノ(ADA)や、独自検索エンジンのローンチが発表されたブレイブ・ブラウザのネイティブトークンBATなど、アルトコイン主導でビットコインも切り返し、足元、再び1時間足の200MA上抜けをトライする展開となっている(第2図)。
第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成
第2図:BTC対円チャート 1時間足 出所:bitbank.ccより作成