著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

6月第1週のビットコイン(BTC)対円相場は50,568円高(+ 4.97%)の1,068,672円と2週続伸。週明け1日には一時、対ドルで心理的節目の10,000ドル(≒1,080,000円)に乗せたBTCだったが、翌日にマイナーの送金が検知されたことが投資家心理に冷や水を浴びせ、相場は103万円台まで急反落。その後は、マイニングディフィカルティーの大幅低下が予想される中、この先のネットワークの安定を見込んだ買いに支えられ、ジリジリと値を戻していったが、5日発表の米雇用統計で失業率の低下と非農業部門雇用者数が増加し、市場の予想に反しポジティブサプライズとなると、株式市場ではリスクオンが急加速した一方、BTC相場は失速し、週末は底堅くも上値の重い展開となった。

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