著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
23日のビットコイン(BTC)対円相場は9,263円安(- 0.9%)の1,025,543円と小幅反落。前日の相場は、東京時間の序盤に金塊相場が1ヶ月ぶりの高値圏に浮上したのを眺め連れ高となり反発。NY時間に主要3指数が安寄りして始まると上値を抑えられる場面もあったが、金が東京時間に付けた高値を更新し、株価が値を戻しだすと、BTC相場は上値追いに転じ、米決済大手のペイパルが暗号資産(仮想通貨)の売買・保管サービスを計画している可能性があるとの報が出るとショートスクイーズを誘発し今月11日ぶりに104万円にタッチした。22日の終値は103万円台に乗せ、今月16日ぶりに月間でプラス圏に浮上したが、翌23日は時価総額上位の匿名系コインやステーキングコインの一部が高くなる中、BTCは付いて行けず、鈍い値動きに逆戻りした。