著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

7月1日のビットコイン(BTC)対円相場は155,124円(3.98%)安の3,744,189円と二日続落し、対ドルでは節目35,000ドルの維持に失敗した。東京時間のこの日のビットコインは、エルサルバドルでのビットコイン法定通貨化に応える形で本邦政府がビットコインが外国為替に該当せず、これまで通り暗合資産(仮想通貨)とする見解を示し、終始上値の重い展開を繰り広げ390万円から372万円まで押した。欧州時間には一時376万円まで戻すも、米新規失業保険申請件数が予想以上減少し反落。ただ、その後発表された米供給管理協会(ISM)のレポートで仕入れ価格指数の上昇と雇用指数の低下が意識されたか、相場は370万円絡みで下げ止まった。米市場の引けにかけては、一時、370万円割れを試したが、押し目買いの様相ですかさず反発し、1時間足の200本移動平均線(374万円)周辺まで戻している。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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