著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

21日のビットコイン(BTC)対円相場の終値は19,197円(1.95%)高の1,003,531円と、終値ベースでは13日ぶりに心理的節目の100万円を回復した。相場の記録的な低ボラティリティーが続きブレイクアウトが間近と見込まれる中、欧州連合(EU)首脳らの7,500億ユーロ(≒92兆円)の新型コロナ復興基金設立合意を受けた欧州株と米先高に追随し、この日のBTCは欧州時間序盤に一段高となり100万円に乗せた。NY序盤には101万円にタッチするも、米国で追加の経済対策法案が今月をメドに議会通過しない可能性が高まり、米指数の上値が抑えられると、BTCは100万円周辺の水準を維持しつつも上げ渋った。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

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