著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

6日のビットコイン(BTC)対円相場は44,616円(0.88%)安の5,007,900円と5日続落し、節目500万円割れを試す展開となっている。

この日明朝に公開された米連邦公開市場委員会(FOMC)12月会合の議事要旨で、殆どの参加者が前回の政策正常化局面よりも早期且つ急速なバランスシートの縮小(QT)に意欲を示したことが明らかとなり、BTC相場は米株の下落に連れ安となり、昨年12月から続いた520万円〜600万円レンジを下方にブレイク。対ドルで節目となる43,000ドル(≒498.2万円)絡みで下げ止まり、米株市場序盤の反発やアルトコイン高を味方に前日終値まで戻すも、米株が引けにかけて売られるとBTCも上値を重くし反落。43,000ドル水準を巡る攻防が続いている。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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