著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

先週(10日〜16日)のビットコイン(BTC)対円相場は92,442円(1.91%)高の4,937,480円と3週ぶりに反発し、ようやく値固めの兆候が見えてきた。

BTCは14日、短期三尊のネックラインにあたる480万円近辺の下抜けを試す展開を繰り広げたが、ハッシュレートの史上最高値更新や、リオデジャネイロ市長が市の準備資産の内1%をビットコインに割り当てる計画を発表したことで反発。ただ、相場は1時間足の200本移動平均線を回復し490万円台に乗せたが、この日の米株市場が軟調となったこともあり上値は限定的だった。

週末の相場は、薄商いとなる中、488万円〜500万円の狭いレンジで横ばいとなっており、1時間足の200本移動平均線に支えられつつ、対ドルで節目43,000ドル(≒491.6万円)を巡る攻防となっている。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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