著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

3日のビットコイン(BTC)対円相場は小確りで、前日比12,964円(0.65%)高の2,018,600円と二日連続で終値で200万円台を維持した。

東京時間のこの日のBTC相場は前日NY時間の高値(201万円)が相場のレジスタンスとなり、一時197.5万円まで下落するも、一部海外取引所のイーサリアム(ETH)ステーキング対応開始を背景とするETH相場の上昇になびき、終盤にかけて反発。NY時間には、S&Pダウ・ジョーンズが暗号資産(仮想通貨)インデックスを来年にも提供することが伝わり、BTCは一時203万円台に乗せたが、直前にはバイナンスへ6,407BTC(127億円相当)の送金が検知されたこともあり警戒感が根強く、相場はすかさず反落。一方、この日も外為市場ではドル安基調が続き、相場は対ドルで前日終値水準から切り返し、その後はジリジリと下げ幅を縮小していった。

第1図:BTC対円チャート(1分足)、前日平均値・4本値、騰落率、出来高 出所:bitbank.ccより作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。