著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

5日のビットコイン(BTC)対円相場は131,215円(3.02%)高の4,477,999円と二日続伸し、対ドルでは心理的節目の40,000ドルを回復した。

前日の相場は、ADP雇用レポートが市場の予想を大幅に下回ったことで、早期の米テーパリング観測が後退し420万円台乗せに成功。その後は複数米連邦準備理事会(FRB)メンバーが早期テーパリングについて言及しドルが急反発を演じるも、ハードフォークによるアップデート(ロンドン)を翌日に控えたイーサ(ETH)の上昇にBTCは支えられ、430万円台も奪回した。

一方、5日のBTCは東京時間から一転して上値を重い展開。ハードフォーク実施による事実売りが警戒されたかETHが軟調に推移するとBTCも連れ安となり、欧州時間に入ると前日の上げ幅を掻き消した。しかし、フランスでBTC価格連動型の上場投資信託(ETF)がローンチされると報じられると相場は410万円で綺麗に切り返し、イーサリアムがハードフォークを実施するとETHの反転上昇に連れ高となり、足元、450万円台乗せを伺っている。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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