著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

26日のビットコイン(BTC)対円相場は224,622円(4.18%)安の5,155,376円と反落。

25日には13.24%の採掘難易度上昇が好感され反発したBTCだったが、この日の東京時間は一転して安値を広げる展開。朝方から多額のBTC、イーサ(ETH)の送金が複数検知されたことや、ジャクソンホール前の警戒感もあってか相場は540万円を割り込み、アルトコインの下げも重石となり516万円周辺まで下げ足を速めた。その後は米経済指標発表直前に警戒感から下値をトライするも、失業保険の新規と継続申請件数の双方が予想を上回り反発し520万円を回復。しかし、予想を下回った米GDP改定値やカブール空港でのISISの自爆テロで株が軟調推移となると、BTCは516万円周辺の踊り場に押し返された。今朝方には再び踊り場から上放れを試すも、終値にかけて売り込まれ失敗している。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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