著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
20日のビットコイン(BTC)対円相場は前日比5,597円(0.45%)高い1,255,598円と小高くなった。18日から循環物色の一巡で市場が調整局面となる中、前日は米連邦公開市場委員会(FOMC)7月会合の議事要旨が公開され、当局が追加緩和に否定的なことが明らかになりドルが買い戻されたこともBTCの弱材料となり、相場は一時123万円周辺まで押した。こうしたことを背景に、18〜19日の間で暗号資産(仮想通貨)市場は全面安となった一方、昨日には早くもアルトコインを物色する動きが散見され、モネロ(XMR)、ネオ(NEO)、オミセゴー(OMG)などに買いが入ると、この日のBTC相場は不安定な値動きを見せながらも下げ渋り、NY時間にドルが反落するのを眺めわずかに戻した。