著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

10日のビットコイン(BTC)対円相場は73,745円(1.44%)安の5,033,500円と反落するも、長期トレンドとして意識される200日移動平均線(490万円)は維持した。

米上院でインフラ法案における暗号資産(仮想通貨)徴税の妥協案が全会一致を得られず拒否されたこと受け、この日のBTCは朝方から底堅くも上値の重い展開となり、500万円〜510万円のレンジで推移。米時間に入るとPoly Networkへのハッキングで計6億ドル(≒663億円)相当の仮想通貨が不正流出したことが報告され、相場は一時500万円を割り込んだが、カルダノのADAに買いが入りBTCも反発。ただ、その後はCoinbaseの決算で第三・四半期の出来高とアクティブユーザー数の減少が予想されたことで、相場は対ドル節目46,000ドル(≒508万円)絡みで上値を重くし、足元500万円周辺での推移となっている。

第1図:BTC対円チャート 1分足 出所:bitbank.ccより作成

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