21日〜27日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比20万0465円(1.15%)高の1763万4818円と小幅に反発した。
クジラによるサトシ時代のBTC売却懸念から25日のBTC円は東京時間に1750万円から下値を模索する展開となり、終盤には1700万円を窺った。欧州勢参入後には1730万円近辺まで回復するも、ドル高が進む中、米国時間序盤は再び1700万円まで下落した。
一方、ギャラクシー・デジタルがクジラによる1.3兆円ものBTC売却を完了させたと発表すると、BTCは一気に買い戻され下げ幅を縮小。週末には再び1750万円を試す展開となった。
また、27日に米中が相互関税適用期限を90日間延期させる方向で調整していると報じられ、相場は1750万円の回復に成功。ドル建てでは11万9000ドル(≒1758万円)を回復した。
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト 英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。