25日のビットコイン(BTC)円は1320万円から取引が始まった。直近2日間の相場上昇の反動から東京時間は利食い売り優勢となったが、節目の1300万円近辺で下げ止まると、海外勢参入後から押し目買いの様相で下げ幅を縮小した。米国時間に入ると、3月の消費者信頼感指数や一部住宅関連指数の下振れを受けて小高く推移。米金利低下を受けたドル円相場の下落が円建てBTC相場の上値を抑制したが、米国市場引け間際には1328万円近辺まで戻した。一方、これによりドル建てBTC相場が前日の高値付近まで上昇すると、その後は戻り売りが入り、終値は1312万1243円とやや水準を下げた。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。