24日のビットコイン(BTC)円は1287万8497円から取引が始まった。週末にホワイトハウス高官が、米国政府が準備金の売却益でBTCの購入を検討する余地があると明かしたことで、東京時間の相場は確りした推移となり、1300万円を回復。海外勢参入後も買いが続き、米国時間までに1310万円台に戻した。また、来週発動予定の米国の相互関税が当初想定されていた一斉射撃でなく、国やセクターを絞った部分的関税になる可能性が強まったことで、寄り付きの米国株相場の上昇に連れて1330万円にタッチした。その後は上げ渋る展開となり、米国時間は1330万円周辺で揉み合いに終始した。一方、米国市場引け後からは利食い売りが入り、終値は1319万9999円となった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。