17日のビットコイン(BTC)円は1230万8000円から取引が始まった。シカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物が週明けに上窓を開けたことや、トランプ米大統領がプーチン露大統領との直接対談を仄めかす発言をしたことで、東京時間は地合いが小締まるも、窓埋め達成後には1250万円周辺で上値を抑えられ失速した。米国時間序盤にはまちまちな指標を受けて小幅に振れる展開となったが、米国株相場が割安感から上昇すると、終盤にかけて1250万円を上抜け、週末の下げ幅を奪回した。ただ、現地時間19日の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えた警戒感から上値は限定され、米国市場引け後にはやや水準を落とし、終値は1258万0386円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。