11日のビットコイン(BTC)円は1482万6929円から取引が始まった。週明け10日は買い戻しが入り、1400万円台後半で小幅高を演じたが、昨日の東京時間は上げ渋る展開となり、1500万円で上値を抑えられた。米国時間に差し掛かると、米金利の上昇に伴い1480万円周辺まで下落。その後、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が上院銀行委員会で証言し、「利下げを急ぐ必要はない」と表明すると、BTCは再び下げ幅を拡大し、1450万円近辺まで水準を下げた。一方、これにより相場が前日の上げ幅を吐き出すと、その後は押し目買いの様相で反発し、一時は1480万円近辺まで水準を戻した。ただ、米国市場引け後にはやや水準を下げ、終値は1467万4486円となった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
続きはこちら
著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。