6日のビットコイン(BTC)円は1479万3012円から取引が始まった。前日の下落から売りが一服する中、米連邦預金保険公社(FDIC)の暗号資産(仮想通貨)規制改訂方針が好感され、東京時間の相場は徐々に戻りを試した。欧州時間に入ると1510万円周辺まで戻し、前日の下げを奪回したが、その後は戻り売りが入り上げ幅を縮小。この日の米国時間には、ナスダック総合とS&P500種が上昇したが、BTCの売りは続き、外国為替市場でドル円相場が下落する中、円建てBTC相場の下落には拍車が掛かった。ドル建てBTCの下げ幅は極めて限定的となったが、円建てでは前日の下げ幅を拡大する形となり、米国時間終盤には一時1460万円を割り込む場面もあった。終値にかけてはやや水準を戻し、1465万5082円でこの日の取引を終えた。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成
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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。