13日のビットコイン(BTC)円は1494万7849円から取引が始まった。東京時間は小動きに終始するも、海外時間に米国債の取引が再開すると、金利高とドル高が相場の重石となり、下値を模索する展開に転じ、重要なサポートラインとなる9万2000ドル水準(≒1449万円)を割り込んだ。米国時間序盤には乱高下を演じ、一時は1417万円と1カ月ぶり安値を記録するも、米株市場の上昇を味方に下げ止まり、1460万円周辺まで戻した。また、トランプ次期米大統領の経済政策チームが月ごとに徐々に関税を引き上げる案を検討しているとの報道をきっかけにドルが反落すると、BTCは1490万円近辺まで反発し、終値はほぼ変わらずの1488万6186円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。