7日のビットコイン(BTC)円は1612万5680円から取引が始まった。前日の相場上昇から東京時間は上げ渋る展開が続くと、ドル円相場が前日の上げ幅を縮小したことで、円建てBTC相場はジリ安に転じ、欧州時間序盤には1600万円近辺まで水準を下げた。その後も小緩む地合いが続き、相場は1590万円周辺まで下落すると、米国時間序盤に発表された11月のJOLTs求人件数と12月のISM非製造業PMIが共に上振れ、米債利回りが急上昇する中、BTCは米株の下落に連れ安となり、ロングの投げを伴って1550万円近辺まで急落を演じた。その後もBTCは弱地合いが続き、米国時間終盤には1520万円周辺で推移。引け後には若干水準を戻したが、相場は前日の上げ幅を完全に吐き出し、終値は1538万9902円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。