11日のビットコイン(BTC)円は1469.1万円から取引が始まった。トランプ次期米大統領がBTC価格を「もう一つの株式市場」のように重視しているとの報道を受け、相場は東京時間序盤から強含みに推移し、終盤にかけて1480万円台に戻した。海外勢参入後もジリ高に推移し、米国時間に差し掛かると1500万円を回復。注目された11月の米消費者物価指数(CPI)は前年比+2.7%と市場予想と合致し、上振れ懸念後退による買い戻しで米国時間序盤の相場は1540万円近辺まで上昇した。その後は一時100,000ドル水準となる1520万円近辺まで押すも、ドル建てで節目の水準周辺で反発し、米国時間終盤には1545万円にタッチ。引け後には上げ渋り、終値は1536.4万円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。