2日のビットコイン(BTC)円は1449.8万円から取引が始まった。東京時間序盤は小高く推移し、1477.5万円まで水準を戻すも、ドル建てBTCが98,000ドル(≒1468.5万円)台に乗せたことで失速すると、中盤にかけて戻り売りが入り上げ幅を解消した。欧州時間序盤にかけても手掛り不足の中売りは続き、95,000ドル水準となる1423万円まで水準を下げたが、米国時間序盤の米株の上昇に連れ高となり1450万円近辺まで戻した。その後、米司法省のBTCアドレスから1.98万BTC(≒2900億円)の送金が確認されたと伝わると、相場は一時1420万円を割り込んだが、95,000ドル以下では安値拾いの買いが入り、下値は堅かった。終値にかけては1430万円を回復し、1432.9万円でこの日の取引を終えた。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。