25日のビットコイン(BTC)円は1510.8万円から取引を開始した。東京時間は概ね小動きに終始したが、終盤にかけて小締まる展開となり、海外勢参入後には99,000ドル水準となる1525.8万円にタッチした。一方、これによりシカゴマーカンタイル取引所(CME)のBTC先物が窓埋め達成となると、相場は失速。更に、米仏大統領がイスラエルとイランの支配下にあるレバノンの武装組織ヒズボラの停戦を近く発表するとの報道を受け、金(ゴールド)や原油価格が急落する中、BTCも米国時間序盤から下げ足を速め、1460万円周辺まで急落すると、米国市場引け後も下値を模索する展開が続き、終値は1438.1万円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

続きはこちら

著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。