著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

30日のビットコイン(BTC)円は1114万円から取引を開始。東京時間序盤の相場は、前日の上昇が一服し1104万円まで水準を下げるも、その後は持ち直し1110万円での揉み合いに終始した。海外時間に入るとやや弱含みに推移し、ADP雇用レポートの上振れを受けて一時は1094.1万円まで下落した。一方、第三・四半期の米GDP成長率やコア個人消費支出(PCE)の減速もあって、1100万円周辺の水準を維持すると、米国市場引け後のマイクロソフトとメタ・プラットフォームズの決算が予想を上回り、BTCはこの日の下げ幅を奪回。ただ、本日から明日にかけて発表される米国の重要指標を控え上値は重く、終値は0.43%安い1109万円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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