著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

23日のビットコイン(BTC)は1019.5万円から取引を開始。手掛かり不足の中、東京時間の相場は1020万円周辺での揉み合いに終始したが、海外勢参入後にはドル円相場の上昇に下値を支えられつつも、アルトコインの下げにつれて1015万円周辺に水準を下げた。米国時間に入ると米金利の上昇を受け米主要株価3指数が下落。BTCも連れ安となり、一時は1000万円を割り込んだ。一方、その後公表された米地区連銀経済報告(ベージュブック)で経済成長の鈍さが示されると、相場は反転し下げ幅をほぼ帳消しにした。結局、BTC円の日足は長い下ヒゲを付け、終値はほぼ変わらずの1019.1万円となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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