著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

21日のビットコイン(BTC)円は1033万円から取引が始まった。東京時間序盤に相場は上げ渋っていると、中盤には利益確定の売りで1025万円まで水準を下げた。海外勢参入後には、米債利回りの上昇を受けてBTCは小緩む展開に転じると、米国時間序盤には利回りの上昇が加速し、BTCはNYダウやS&P500種の下落と共に1005万円周辺まで下げ足を速めた。この日はダラス連銀ローガン総裁やミネアポリス連銀カシュカリ総裁などが緩やかな利下げを支持したことで、債券安(金利は上昇)が進んだ。一方、BTCは67,000ドル水準となる1008万円周辺で下げ止まると、米国時間終盤にかけて下げ幅を縮小し、1025万円まで戻した。終値にかけては再び小緩む展開となるも、67,000ドル水準は維持し1016.1万円で引けた。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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