著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
14日のビットコイン(BTC)円は938.5万円から取引を開始。東京時間の相場は960万円周辺まで一段高を演じ、海外勢参入後にも強含みに推移し970万円周辺まで買い戻された。週末には予測市場のポリマーケットで、米大統領選でトランプ氏の勝率がやや上昇していた。米国時間に入ると、BTCは米株の上昇に連れてさらに一段高を演じ、990万円にタッチ。その後も高値を維持し続け、980万円台で小幅に揉み合い、終値は987.6万円と2カ月半ぶりの水準となった。昨日の上昇でBTCはドル建てで2週間ぶり高値となる66,000ドル(≒986.5万円)台に戻し、200日線や下降チャネルの上限を上回った。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成