著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
17日のビットコイン(BTC)円は821.4万円から取引を始めた。東京時間序盤の相場は812.5万円まで下落するも、売り一巡後には買い戻しが入りジリ高に推移すると、欧州勢参入後には830万円を回復した。米時間に入ると、8月の米小売売上高や鉱工業生産が市場予想比で上振れ、BTCはショートカバーを伴って870万円まで大きく反発した。しかし、本日最終日を迎える米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えその後米株が失速するとBTCもつれて上げ渋り、終盤には850万円周辺まで下落。終値にかけてはやや水準を戻し、856.2万円でこの日の取引を終えた。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成