著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

5日のビットコイン(BTC)円は832.9万円で取引を開始。東京時間には、FRBが暗号資産(仮想通貨)に友好的な米ユナイテッド・テキサス銀行に業務停止命令を下したことが嫌気され、BTC円は820万円近辺まで下落。欧州勢参入後も上値の重い展開が続き、相場は815万円まで水準を下げた。その後発表された8月のADP雇用レポートでは、民間部門雇用者数が+9.9万人と3年半ぶりの低水準となり、BTC円は810万円にタッチ。その後相場は825万円まで揺り戻したが、本日発表される米雇用統計を控え警戒感が広がり反落した。米市場引け後もBTC円は上値の重い展開が続き、終値は807.3万円で引けた。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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