著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

2日のビットコイン(BTC)対円は1017万円から取引を始めると、東京時間は小幅揉み合いに終始したが、ユーロや欧州株式市場が序盤に弱含むのを眺め1011万円まで押した。その後、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長が欧州中央銀行(ECB)主催の経済フォーラムで、米国は「ディスインフレの道」に戻ったと発言し、相場は一時小締まるも、その前後でドイツ政府のBTCが動いたことや、5月のJOLTs求人件数が強めにでたことで1000万円近辺まで反落した。一方、この日は米株が堅調に推移したことでその後のBTCは下げ止まり、終値では節目の1000万円を維持した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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