著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

25日のビットコイン(BTC)対円相場は反発し、1000万円回復を試した。前日に60,000ドル水準(≒958.4万円)を一時割り込んだ下値目標達成感から、この日の相場は押し目買いの様相で反発して取引を開始、週末からの下落の半値戻し周辺となる61,500ドル周辺(≒982.4万円)まで戻した。その後は揉み合う展開に転じたが、6月のCB米消費者信頼感指数が2ヵ月ぶりに低下したことや米ハイテク株の反発、さらには米国でBTCでの連邦所得税の支払いを可能にする法案が提出されたことを受けて、BTCは一時62,000ドル水準(≒990.5万円)を回復した。一方、米市場引け後のBTCは失速、終値で上述の半値戻し水準は回復したが、節目62,000ドル周辺がレジスタンスとなった格好だ。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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