著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

20日のビットコイン(BTC)対円相場は、戻りを試す場面もあったが、終値は引き続きほぼ変わらずだった。東京時間のこの日の相場は、アジアの株式市場や米株先物市場のリスクオンにつれて、1029万円から1045万円周辺まで上昇、欧州時間には、相場はさらに一段高を演じ1050万円台に乗せた。一方、その後は米国のプレマーケットでエヌビディアなど一部の株価が下落したことや、英暗号資産(仮想通貨)マーケットメイカーのB2C2に798BTC(≒82億円)が送金されたことなどを嫌気したからか、BTCは急反落を演じ上げ幅を解消。残りの米時間の相場は1030万円台で底堅い推移に転じたが、戻りは鈍かった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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