著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

28日のビットコイン(BTC)対円は3日続伸し、初めて900万円台に乗せた。ドル建てでは、相場は2021年11月ぶりに60,000ドル(≒901.7万円)を回復した。東京時間のこの日の相場は860万円周辺で揉み合いに終始したが、海外時間に入るとオプションカットの時刻に向けて上値を試す展開となり、900万円にタッチした。米時間に差し掛かると、米四半期GDP成長率の下方修正を受けて相場はさらに上値を伸ばし、ショートスクイーズを伴って一時は960万円まで上昇した。一方、その直後には利益確定の売りが入り、相場は一気に60万円ほどの急落を演じた。米市場引け後には買い戻しが入り、相場は下げ幅を縮小したが、米時間のBTCは高値圏で変動の激しい展開となった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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