著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
12日〜18日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比617,844円(8.58%)高の7,816,862円となり、5週連騰となった。
米国の現物ビットコインETFへの資金流入が加速し、先週のBTC円は週央に2021年11月に付けた史上最高値の779.8万円を更新し、792万円の高値を記録した。一方、その後は52,000ドル水準となる780万円周辺を巡り揉み合いに転じると、16日に発表された1月の米卸売物価指数(PPI)の上振れを機に相場は上値を重くした。
週末に入ると、52,000ドル水準の維持に失敗しジリ安となり、17日には見切り売りが入り760万円まで押した。一方、その後は押し目買いの様相で持ち直すと、780万円周辺を背に揉み合いつつも安値を切り上げ、今朝方にはイーサ(ETH)相場の上昇に連れ高となり、780万円を回復して週足終値を付けた。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成