著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

23日のビットコイン(BTC)対円は下値を試した後に反発し、終値は590万円を上回った。前日の相場下落の反動でこの日のBTCは自律反発で始まったが、40,000ドル水準となる597万円周辺で失速すると、海外時間には戻り売りが入り、一気に580万円を割り込んだ。一方、これによりドル建てBTC相場は11月の高値38,400ドル(≒570万円)周辺で下げ止まると、米時間にはハイテク株の上昇に連れ高となり、580万円を回復した。米市場引け後にはネットフリックスが決算を発表し、予想を上回る売上高と有料会員数を好感してアフター・マーケットで上昇。これが米株価指数先物の上昇を牽引し、BTCも連れ高で590万円を回復した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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