著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
17日のビットコイン(BTC)対円は小幅に反落した。BTC相場は週明けから2日続伸し、この日は635.2万円で取引を始めたが、東京時間には中国の経済指標下振れを受けたアジア株式市場の全面安に連れてジリ安に転じ、欧州時間序盤には630万円近辺まで値を下げた。その後発表された12月の米小売売上高が市場予想比で上振れると、BTCは一時下値を試すも、ドル円相場の上昇により円建てBTC価格の下げは限定された。また、序盤に弱含んだ米株も中盤には下げ止まり、今朝方にかけてBTC相場は下げ幅を縮小。終値での43,000ドル水準(≒636.9万円)維持には失敗したが、底堅い推移となった。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成