著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
20日のビットコイン(BTC)対円は610万円周辺で取引を始めると、東京時間の前半は揉み合いに終始するも、後半にかけては43,000ドル水準となる620万円の回復を窺った。海外時間に入ると、ソラナを筆頭に一部アルトコイン相場が急伸し、BTCも連れ高となり620万円の上抜けに成功した。ソラナを巡っては、分散型金融(DeFi)への資金流入やソラナ上のミームコインの上昇が好感されている模様だ。その後、BTCは44,000ドル水準となる629万円の回復にも成功したが、コンファレンスボード(CB)が発表した12月の消費者信頼感指数が上振れたことで、先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)から続いた米株の上昇がストップし、BTC相場は終値での44,000ドル水準回復に失敗した。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成