著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

13日のビットコイン(BTC)対円は反発し、終値で610万円を回復した。週明けから上値の重い展開が続いていたBTCは、昨日も下値を試す展開から始まったが、ドル建てで節目40,000ドル(昨日東京時間の為替レートで約590万円)周辺では買い支えられた。米時間序盤には、11月の米卸売物価指数(PPI)の下振れを受け、相場は反発。さらに、今朝方の米連邦公開市場委員会(FOMC)で金利見通しが引き下げられた他、パウエル議長が記者会見で追加利上げを行う可能性が低いことを示唆したことで、相場は上値を追う展開となり、一時は625万円近辺まで上昇した。一方、FOMCの結果を受けてドル円相場が急落したことにより、円建てBTCの上値はやや圧迫され、終値にかけて上げ幅を縮小している。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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