著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

15日のビットコイン(BTC)対円は大幅反発し、今月9日に付けた年初来高値の572.5万円を僅かに更新した。テクニカル的な過熱感から前日に530万円近辺まで押したBTCだったが、相対力指数(RSI)のダイバージェンス解消により、この日の東京時間は530万円台中盤で揉み合いで始まると、徐々に押し目買いが入り、欧州時間中盤には540万円を回復した。米時間朝方に発表された一連の経済指標はまちまちな結果となり、BTCは一時540万円台中盤で上げ渋るも、インフレ指標の伸び鈍化により底堅く推移すると、一部アルトの急伸に連れ高となり、570万円近辺まで踏み上げた。その後もジリ高基調が続いたが、38,000ドル水準となる574.3万円で上値を抑えられている。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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