著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト
英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。
13日のビットコイン(BTC)対円は3日続落した。BTCは東京時間に上値トライに失敗すると、上値の重さが嫌気され下げに転じた。米時間序盤には、シカゴ・オプション取引所(Cboe)が現物BTCの証拠金取引とイーサ(ETH)の先物取引を1月に開始すると発表し、相場は560万円周辺で下げ渋ったが、直近で市場の上昇を牽引したソラナ(SOL)などのアルトコインが失速する中、上値も重かった。今朝方には、ブラックロックが米デラウェア州でXRPの信託登録を行ったとの報道が出たが、後に書類の提出者がブラックロックを装った別物と判明し、XRP相場が急反落すると、BTCも連れて550万円台中盤まで下落した。
第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成