著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

6日〜12日のビットコイン(BTC)対円相場の週足終値は、前週比389,316円(7.44%)高の5,625,001円と、前週の年初来高値5,406,219万円を大幅に更新し4連騰を記録した。

9日にドル建てで38,000ドル(≒576.1万円)にワンタッチした後に540万円まで急反落したBTCだったが、ソラナ(SOL)主導で一部アルトが上昇すると、翌10日には戻りを試し、560万円を回復した。また、この日は11月の米ミシガン大学消費者信頼感指数が、市場予想の63.7を上回る60.4となったものの、5月ぶりの低水準に低下したことで、この先のインフレや消費関連指標に対する期待感から米株が大幅上昇し、BTCは連れ高で560万円台後半まで戻した。

週末に入るとBTC相場は失速したものの、SOLやアバランチ(AVAX)相場が急伸劇を繰り広げ、560万円周辺で底堅い推移に終始した。

第1図:前日のBTC対円チャート 1時間足 出所:bitbank.ccより作成

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