著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

5日のビットコイン(BTC)対円は上値トライ後に反落し、前日の上げ幅を解消した。東京時間のBTCは414.9万円から小甘く推移するも、ドル建てで逆三尊のネックラインが走る412万円周辺で下げ止まると、小締まる展開に転じた。その後発表された米新規失業保険申請件数が前週から僅かに増加したことで、BTCは28,000ドル水準となる416.6万円を一時上回ったが、9月の米雇用統計を控えた利食いや米株の軟化が相場の重石となり407万円周辺まで反落。幸い、昨日はデイリー米サンフランシスコ連銀総裁が、政策がかなり景気抑制的な領域に到達していることを指摘し、米株はこの日の安値から切り返し、BTCも下げ止まった。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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