著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

26日のビットコイン(BTC)対円は小幅に反落した。週明けの米株の反発につれて前日に下げ止まったBTCは、この日の東京時間には小高く推移するも、393万円周辺で上げ渋ると、欧州時間からはジリ安に転じこの日のマイナス圏に沈んだ。米時間には、米債利回りが再び上昇し米株の重石となったが、BTCは390万円で俄かに下げ渋った。昨日発表された米住宅価格指標はまちまちとなったが、コンファレンスボード(CB)の9月消費者信頼感指数と米国勢調査局の8月新築販売戸数は市場予想を下回り、FF金利先物市場では年内追加利上げ観測が僅かながら後退していた。今朝方には、複数米議員が米証券取引委員会(SEC)に向け現物ビットコイン上場投資信託承認を求める書簡を提出し、BTCは390万円割れを逃れた。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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