著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

18日のビットコイン(BTC)対円はジリ安に転じ、一時は410万円近辺まで下落。ドル建てでは、終値で30,000ドル(≒416.7万円)をやや下回った。主要20カ国(G20)の金融当局から成る金融安定理事会(FSB)が暗号資産(仮想通貨)を取り扱う企業の監督に関する最終提言や、ステーブルコインに関する勧告を出したことで、取引所に対する国際的な規制強化への懸念から、昨日のBTCは上値の重い展開で始まった。米時間には、6月の米小売売上高が市場予想を下回り、BTCは410万円近辺で下げ止まったが、その後米債利回りが材料消化で下げ幅を解消したことで、BTC相場は上値を圧迫された。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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